【Jリーグ】2023年シーズン J1 J2 J3 各20チーム制について考える

サッカー

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2022年12月20日追記
正式なリリースが出ました

以下の内容はあくまでも正式リリースが出る前に考察していた内容となります。
正式版は上記のリンクを確認してください。
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Jリーグ 24年シーズンからJ1~J3のクラブ数を「20チーム制」に - スポニチ Sponichi Annex サッカー
Jリーグが24年シーズンからJ1~J3のクラブ数を「20チーム制」にする方針を固めたことが13日までに分かった。それに伴い来季はJ1参入プレーオフが廃止され、J1から1チームが自動降格、J2から3チームが昇格する。来週に予定される理事会で正式に承認される見通しだ。

24年シーズンからJ1~J3のクラブ数を各カテゴリごとに20チームとする方針を固めたという記事が出ていたので、急遽記事にした。

本稿で今年の昇格・降格枠のおさらい、来シーズン(2023年シーズン)の昇格・降格枠数について考える記事を書いているが、来シーズンの昇格降格枠数については一個人の予想が含まれている

今シーズン(2022年)のおさらい

2022年のJ1

画像:2022年シーズンJ1の降格枠

今年のJ1は全18チーム。J1がJリーグでの最上位カテゴリのため昇格枠は無し。
J1の18位及び17位J2へ降格、16位はJ1参入プレーオフへ回る形だった。

降格枠数は2.5枠(自動降格2枠+プレーオフ0.5枠)。
18位ジュビロ磐田及び17位清水エスパルスは来季2023年シーズンJ2、16位京都サンガはJ1参入プレーオフを制して残留を決めた。

2022年のJ2

画像:2022年シーズンのJ2昇格・降格枠

今年のJ2は全22チーム。J1自動昇格は1位及び2位。3位~6位の4チームはJ1参入プレーオフへ。
J2下位の22位及び21位はJ3へ降格。

昇格枠数は2.5枠(自動昇格2枠+プレーオフ0.5枠)。
J2リーグを制したアルビレックス新潟と横浜FCがJ1への自動昇格を決め、3位岡山, 4位熊本, 5位大分, 6位山形の4チーム+J1 16位京都がプレーオフを戦った。(※結果京都がJ1残留となった)

降格枠数は2枠(下位2チーム)。
22位いわてグルージャ盛岡及び21位FC琉球がJ3降格となった。

2022年のJ3

画像2022年シーズンのJ3昇格枠

今年のJ3は全18チーム。降格枠は存在しなかった。
昇格枠数は2枠。J3リーグを制したいわきFCと2位藤枝MYFCが来季J2を決めた。

2023年シーズンのJリーグ

2023年のJ1

画像:2023年のJ1

前年18位磐田、17位清水はJ2へ。
J1昇格プレーオフを制した京都が残留、J2から昇格してきた新潟及び横浜FCを加えた全18チームとなる。

2023年のJ2

画像:2023年のJ2

J1から降格してきた磐田、清水に、J3から昇格してきたいわきFC及び藤枝MYFCを加え、全22チームとなる。

2023年のJ3

画像:2023年のJ3

J2から降格してきた盛岡、琉球、そしてJFLから昇格してきた大阪FCと奈良クラブを加えた全20チームとなる。

2023年シーズンの昇格枠・降格枠について考える

多分本題はここから。まずは冒頭の添付した記事の一部を引用する。

 Jリーグが24年シーズンからJ1~J3のクラブ数を「20チーム制」にする方針を固めたことが13日までに分かった。それに伴い来季はJ1参入プレーオフが廃止され、J1から1チームが自動降格、J2から3チームが昇格する。来週に予定される理事会で正式に承認される見通しだ。

https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2022/12/14/kiji/20221214s00002000029000c.html

24年シーズンから、各カテゴリ毎のクラブ数を20チームずつにするというもの。
更に記事にはJ1上位であるほど分配金の比率だったりルヴァンカップについての言及もあったがそれはまた別の回で。

つまり、24年シーズン(再来年)に備えて来年は昇格・降格枠数はちょいと調整させてもらうよというもの。J1下位やJ2上位に嬉しい内容となるのだが、J3がどうなるのかということろ。

以下の内容は推測が含まれるため、Jリーグからの正式なリリースが出るまで便所の落書き程度の感覚で読んでほしい。

J1 2023年の降格枠(予想)

画像:2023年のJ1降格枠予定
※個人の予想が含まれているため鵜呑みにしないように。

仮にも報道通りであるならば、降格枠は1枠のみ。つまるところ最下位(18位)がJ2へ降格するのみで、その他の順位での降格は無くなる。

全18チームで戦い、1チームが降格。この時点で24年シーズンの合計チーム数は17。更にJ2からは3チームが昇格予定。

【J1残留17チーム】+【J1昇格3チーム】=合計20チーム
以上のようになる見込み。

J2 2023年の昇格枠・降格枠(予想)

画像:2023年のj2昇格降格枠
※個人の予想が含まれているため鵜呑みにしないように。

ここからは個人の予想がガッツリ含まれているため話半分程度に。

恐らく1位 2位のJ1自動昇格は従来通りだろう。J1参入プレーオフが廃止されると書いてあったため個人としては3位も自動昇格なのではと考えているが、以前はJ1昇格プレーオフが実施されていた。

※2022年に行われたJ1参入プレーオフは、J2 4チーム+J1 1チームの合計5チームで争っていた。
以前行われていたJ1昇格プレーオフは、J2 4チームのみで争っていた。

もしかするとJ2 3位は自動昇格ではなく、3位~6位までの4チームで争うJ1昇格プレーオフが実施される可能性があるのだが、いずれにせよ来シーズンは全22チームで争い3チームが昇格、J1から1チームが降格してくる。


【全22チーム】【J1昇格3チーム】+【J2降格組1チーム】=20


この時点合計20チーム。となればJ2↔J3の昇格・降格は従来通りでも特に問題がないため、2チームがJ3へ降格するのではと推測。

J3 2023年の昇格枠・降格枠(予想)

画像:2023年のJ3昇格降格枠予想
※個人の予想が含まれているため鵜呑みにしないように。

2023年のJ3は全20チームJ2への昇格組の数=J2から降格組の数であれば、自動的にちょうど20チームとなる。

だが、従来のJ3に降格制度はない。

ここで問題となってくるのはJ3に降格制度が無いこととJFLの関係

J3よりも更に下位のカテゴリにJFLがある。従前JFLがJ3へ昇格するには、JFLで4位以内かつ、Jリーグ100年構想クラブに認定されたクラブで2位以内という条件がある。両条件をクリアしたFC大阪と奈良クラブは、2023年シーズンから戦いの舞台をJFL→J3へと変える(昇格する)こととなった。

降格制度が無い=実質J3クラブが無限に増え続けることとなる。
だが2022年12月9日にJリーグ公式チャンネルから出された動画で、野々村Jリーグチェアマンが以下のように語っている。
※1分43秒頃~

チーム数だけ増えても配分するのが大変だみたいなことはあるかもしれない。

(中略)

これ例えばJ3がもっと増えて、今20まではいきますよって感じ。じゃあこれが10増えて30になりました。30チームで年間でリーグ戦をやるっていうのは難しいから、遠征費とかいろんなことを考えると東西に分けたらどうだという話はよくある話。東西に分けるということは、なんとなく、全国リーグっぽくなくなるよね。でも下のリーグでJFLという全国リーグがある。なんかまたそれもそれで違和感だったりする。

(中略)

プロの世界なんで競争がないと絶対によくない。増やしていくのはもちろん良いけど、今までそうだったじゃん。増やしていくけど落ちません。これから今の状況だけを考えると、もう入れ替えが起こるかもしれないってところでの、J3で下に行きたくないという思いは、うまく働けば必ずクラブを成長させるはずなので。とはいえ上手く行かないところが出てくる、でもその競争がサッカーだから。健全っちゃあ健全かも知れません。

https://www.youtube.com/watch?v=kJsxHYECdVw

もちろん個人の考えではあるが、近いうちにJ3↔JFLの入れ替えが行われる可能性があるのではないかと推測している
ただしJ1-J3まではJFA管轄。JFLはJFL管轄。それぞれ管轄しているリーグが異なるため、J3↔JFLの入れ替えは、組織ごとにある程度円滑なコミュニケーションが必要となるということは特記しておかなければならない。

総括

J1民、J2民は安堵+チャンス。そして震えるJ3民。

分配金とかルヴァンとかはまた別の話ってことで。
昇格降格に関しては、J1からすれば降格枠が減り安堵、J2民からすれば昇格枠が増えるまたとないチャンス。24年シーズンはまたこの枠数が変わるだろうから、J2の民は是が非でも上位を狙いに行かなければならない。
仮にもJ1昇格プレーオフが実施されるのであれば尚の事。恐らくJ1と戦わず、プレーオフを勝ち抜けば4チームのうち1チームが必ず昇格を勝ち取れる。

問題はJ3だろうか。J2昇格枠は特に問題ないとして、将来的にJFLへの降格制度が導入されるかもしれない。今まで増え続ける一方だったJ3はいずれ降格制度が導入されてもおかしくないと思っていたが、いよいよ現実味を帯びてきた次第。

なおこの記事はJリーグからの正式リリースを元にしたものではなく、あくまでも報道で流れた情報+Jリーグ公式が出した見解を元に作成。最終的にどうなるのかは2022年中に行われる理事会後のリリースを確認して欲しい。

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