東京都に存在するJリーグチーム
FC東京
東京ヴェルディ
FC町田ゼルビア
多いぜ。でももっと多い都道府県はある。広いぜ日本。
本稿ではFC東京、東京ヴェルディ、町田ゼルビアにフォーカスを合わせる。
なおFC東京と東京ヴェルディで被っているスタジアムが多いため、記事はそんなに長くならない(予定)。
関東のスタジアム
スタジアム(FC東京・東京ヴェルディ共通) #1
味の素スタジアム
通称味スタ。コンサートにアメフト・ラグビー等、サッカー以外の興行も行われる。ピッチ外周と客席の間に距離がある理由についてだが、本来は陸上競技向けのトラックフィールドがあるから。ただし味スタで陸上競技場が行われることは滅多にない。色々ともったいないぜ。
スタジアム概要
- 開場:2001年
- 収容人数:49,970人
- 最寄り駅:飛田給駅(京王線) 徒歩約5分
アクセス
近いぜ。
いくら東京都心部から少し外れた場所とは言え、随分と便利な場所。画像には写っていないがもうちょい左上(北西)には西武多摩川線の多磨駅がある。
スタジアムへは20分~25分程度かかるが、一定数の退場方向を分散させることが出来るので良きかな。また路線バスもその辺走り回っているので、帰路の混雑も緩和…はそこまでされない。
なんだかんだ言って一番近い飛田給駅に人は集まる。一本で新宿まで行けちゃうからね。とはいえ試合開催日は臨時電車や臨時バスも出たりするので、一歩も動けないほどの混雑とはならない。
裏目に出すぎたトラックフィールド
国体使用(=陸上競技での使用)を想定して作られたのだが、補助施設の整備が遅れた影響もあり、第1種陸上競技場としての認可が降りていない間(開場から2011年頃まで)は、実質球技専用として使用されていた。
補助施設が整備されてからは国体を含めた陸上競技も行われているが、ここ最近の味スタが陸上競技で使われることはほぼ無くなった。
つまるところ、ほぼ球技専用スタジアムなのに、観客席とピッチがやけに離れている不思議なスタジアムと化した。ピッチサイドに薄く引かれたフットサルのラインが得も言われぬ哀愁を漂わせている。
観客席からの眺めについて。怪我の功名と言うか、意図せぬピッチとの距離の影響もありほとんどの座席でピッチ全体を見渡せる。程よい傾斜もあり、二階席からの眺めも悪くない…のだが、やはりトラックフィールド分客席と離れているため、二階席からピッチはかなり遠く見える。臨場感が感じづらいと捉えるか、人目で全体を俯瞰して見れると捉えるかは人次第。
屋根
スタジアム全体が屋根で覆われているため雨でも概ね快適に観戦できる。少なくとも二階席(上層スタンド)は確実に濡れずに済む。
オフィシャルサイトを確認した限り一階(下層スタンド)でも15列目以降は屋根があると書いてあるが、風に左右されるため、どうしても濡れたくない場合は余裕をもって20列目以降の座席を推奨する。
スタジアム(FC東京/東京ヴェルディ共通) #2
味の素フィールド西が丘
以前はFC東京U23(J3)が使っていたりしたのだが、現在は実質廃止された。
とはいえ天皇杯などでFC東京、東京ヴェルディともに時たま使う(ヴェルディは公式戦でも稀に使う)ので簡潔ながら備忘録として残しておく。
スタジアム概要
- 開場:1972年(2010年改修)
- 収容人数:7,258人
- 最寄り駅:本蓮沼駅(東京メトロ三田線) 徒歩約5分
アクセス
こっちも近いぜ。
メトロ以外だと赤羽からバスで来るというルートもある。
そもそもの収容人数が少ない他、U23の試合や天皇杯予選等の比較的来場者数が少ない試合でしか使われていない(使われていなかった)ため、試合終了後の駅混雑具合もそこまで酷くない。
侮ることなかれ球技専用スタジアム
さすが東京、球技専用スタジアム。雰囲気としてはニッパツ三ツ沢球技場に近いだろうか。
プロ観戦者なら違和感があるかもしれない。そう、メインスタンドが低い。てかメインスタンド側に選手入場口がない。選手はメインスタンドを正面から見て左側のコーナーから入場してくる。かなり斬新。
雨天時は全員ずぶ濡れスタイル
伝わるだろうかこの屋根の薄さ。観客席に屋根は一切かかっていない。本当に実況解説・来賓向けの屋根である。全席屋根なし。スタジアムの用途も限られているため、本当に必要最小限に抑えられているのだろう。
スタジアム(FC東京)
国立競技場
サッカー・ラグビー・アメフト・ライブ…なんでもあり。できたてホヤホヤのスタジアムこと(新)国立競技場。FC東京のメインスタジアムではないが時々使用する。
今後もFC東京がメインとして使用する見通しは立っていないが、恐らくこの東京都編で紹介しなければ紹介する機会が無い気がしたのでこの場を借りて国立についても書かせていただく。
なおスタジアムに木材を使用している都合上、火気使用制限がかかっているためクソほどデカい炎をブワァ~みたいな演出はできない。※規模感による
なんかもう言及したら記事数本文になるくらい色々とあって、1,569億円という莫大な建設費にもかかわらず凡庸(良く言えば無難)な陸上競技場兼球技場となった。その分スタジアム内の設備は最新鋭。
スタジアム概要
- 開場:2019年
- 収容人数:約68,000人
- 最寄り駅:国立競技場駅(東京メトロ大江戸線) 徒歩1分
アクセス
すごい。(語彙力不足)
改札出て地上に出たら目の前。それはズルいっすわ。というより先程の画像をズームアウトすると…
周りにいくらでも駅があるんですわ。立地と金に物言わせたアクセス最強スタジアム。メトロなりJRなりバスなり好きな方法でいらっしゃいなさい。
悪くはないがやはり陸上競技場
ピッチ外周は当然トラックフィールドで覆われている。超最新式の味の素スタジアムと表現するのがピッタリかもしれない。
スクリーンは規格外の大きさ(その分一部で見切れ席が発生する)
日本最大級の収容人数(その分一部で座席間隔が非常に狭くなる)
抜群の演出環境(ただし火気類の利用制限はある)
デメリットに目を瞑れば本当に最高級の陸上競技兼球技場。傾斜は階層が上がるにつれて強めになる。ピッチとの距離はさておき、上層階でスタジアム全体が綺麗に見えるのはかなり良い。
一部制限はかかるが、ど派手な演出ができる。
ただ、これだけは書いておかなければならない。
このアウェー側に設置されている出入り口のおかげで
アウェイサポーターが微妙に分断される。
全席雨具なしでも(恐らく)問題なし
客席全体を完全に覆いきる屋根。なんと(風の影響さえなければ)1階最前列でも雨に濡れない。これは結構デカい。多少風が吹いたとして最前列付近が少し濡れるか濡れないかというレベル。
国民から寄せられている国立に対する不満をこれ一つで解消できるワケではないが、サッカー観戦民からするとそこそこな長所である。
スタジアム(町田ゼルビア)
町田市立陸上競技場
(町田GIONスタジアム)
ゼルビアを愛する町田erの皆様、大変お待たせ致しました。天空の城のお時間です。神奈川県東京都に存在する3つ目のJリーグチームFC町田ゼルビア。色々とカオスな内容になるが許して欲しい。
スタジアム概要
- 開場:1990年
- 収容人数15,489人
- 最寄り駅:不明 ただしどの駅からでも徒歩で最低1時間以上
アクセス
どう足掻いても最低1時間以上はかかる。
一番徒歩で近い駅は恐らく小田急小田原線の鶴川駅。ただしここでも58分。更に町田GIONスタジアムは山(丘)の上に存在。天空の城 野津田と呼ばれる所以である。
公式的にはバスでの来場をオススメしているみたい。多摩センターや淵野辺、南町田グランベリーパークからは無料の直通バスも出ている。
てか鶴川に至っては「セルフ男気コース」(徒歩)約60分って公式が書いちゃってるじゃん。気概のある人はぜひこのセルフ男気コースを試してみて欲しい。
なお駐車場はかなり数が限られているため、基本はバス移動を推奨。
メインスタンドもバックもガッツリ改修
なかなかカッコイイじゃないか。
陸上競技場といえばメイン側にお気持ち程度の屋根付き座席、残りは屋根なしというのが一般的だが、改修工事を経てバックスタンドに新たな座席と屋根が備わった。
確かに城っぽさはある(※個人の感想です)。
メインもバックも(バックは特に2階席以上なら)そこそこな傾斜があるため、眺めは良い。ゴール裏はコササポしかおらんから多少ピッチから遠くて見づらくてもまあ気にしないだろ(投げやり)。
雨でもメイン・バックは安心 ゴール裏は男気魅せろ
雨天時でもメインスタンドとバックスタンドなら概ね問題なし。屋根の位置が高いため風によって前列はかかる可能性はあるが、2階席以上なら特に問題無さそう。
ゴール裏は男気でカバーしろ。
総括
東京って意外と球技専用スタジアム少ないのね。
東京のJ所属チームだけで3チーム。1チームくらい球技専用スタジアム持ってるものかと思っていたが、実はどこも陸上競技兼球技場。西が丘は規模感小さめなのでJ1 J2基準的にもアウト。
いっそ味スタを球技専用にしたらいいのにと思っているのだが、当然費用の問題や陸上競技施設(ほぼ使ってない)の問題もあるからちょっとややこしくなりそう。
町田はバックスタンドをがっつり改修したから当分新スタや改修の話は無いかな…?以前からJ1ライセンスは交付されていたが、バックスタンド改修のお陰で屋根も充足し、ついに制裁対象から外れた。ついでに新クラブハウスもできたし申し分なし。あとはJ1上がるだけだな!うん!
関東のスタジアム
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