埼玉県に存在するJリーグチーム
浦和レッドダイヤモンズ
大宮アルディージャ
埼玉県にはJリーグ所属チームが2つ。浦和レッズと大宮アルディージャ。
(恐らく)日本一熱いサポーターが集う浦和はサポーターの規模もデカいだけあってスタジアムも壮大。
忌憚のない意見を申すのであれば、大宮は現状浦和には色々と及んでいないものの、日本でも有数のサッカー専用スタジアムを持っている(ピッチとの距離感は浦和にも優る勢い)。
今回は両チームのスタジアムについて調べる。
関東のスタジアム
スタジアム(浦和レッズ)
埼玉スタジアム2002
日本最大、アジア最大級のサッカー専用スタジアム。とりあえずデカいデカいデカい。
代表戦も頻繁に行われるスタジアムであり、浦和レッズのメインスタジアム。書きたいことは色々あるがとりあえずスタジアム概要について。
スタジアム概要
- 開場:2001年
- 収容人数:63,700人
- 最寄り駅:浦和美園駅(埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線) 徒歩15分
アクセス
アクセス面は概ね問題なし。浦和美園駅から武蔵野線の通っている東川口駅までは210円。初乗り運賃にしては高い部類だがまあ目を瞑る。だがこの埼玉高速鉄道で数万人単位を捌くのは厳しい。と、思っていたが、意外とそうでもない。
臨時列車めちゃくちゃ走らせますやん。平時の土日祝は毎時5本、多くても明け方に毎時10本だが、試合開催日は違う。臨時列車を盛りに盛り、17本走らせたりする。山手線ですら現在は毎時12本とかなので、試合終了後1時間~2時間程度は日本一忙しい駅と言っても過言ではない。
国際興業バスが試合開催日に臨時バスを出しているのである程度分散もされている。時差退場も守られれば案外スムーズに帰宅できる(時差退場が完璧に守られたらの話)。
だが現実はそんなに甘くなく、多くのホーム/アウェイサポーターが浦和美園駅へ集結するため入場規制が施され、場合によっては東川口駅まで入場規制が敷かれる場合もある。アウェーサポの民は時間に余裕持って訪れるように。
スタジアムのマイナス面はサポーターがカバー
全ての規模感が段違い。デカい。広い。あとコレオがすごい。
なんというか、熱量が違う。欧州は毎週末のサッカーに命をかけるサポーターも多いが、浦和も完全にその類である。
ただしスタンドの傾斜は緩やか。また二階席は一階席後方から始まるため、ピッチからかなり遠くなってしまうのは難点。
また全体的にピッチとはやや距離があり、特にゴール裏はそこそこな距離をとられている。でも浦和サポなら多分そんなこと気にしないはず。勝ちゃええんや勝ちゃ。
濡れて叫ぶか濡れずに叫ぶか選べ
メインスタンド及びバックスタンドは全面屋根アリのため、少なくとも二階席については濡れる心配もない。
ただし屋根が高い場所に設置されている都合上、メイン・バックの最前列について、風向き次第で前方10列程度は多少濡れる可能性があるのは加味しておかなければならない。
なおゴール裏はほぼ屋根なし。2022年現在コロナの影響でお気軽にチャントを叫ぶこともできないが、以前はゴール裏以外でも誰かしらが声を出していた。
雨に濡れず声を出すか、雨に濡れても声を出すか選べ。でなければ帰れ。
※もちろん冗談。ただし浦和レッズはコアサポが多いので、初観戦の際は座席を慎重に選ぶこと。
スタジアム(大宮アルディージャ)
さいたま市大宮公園サッカー場
(NACK5スタジアム大宮)
日本初のサッカー専用スタジアム。かのマラドーナもこのピッチでプレイしたことがある。何かと浦和と比較されがちがだ、サッカー観戦環境的にはかなり優れている部類(ただし老朽化は顕著)。
スタジアム概要
- 開場:1960年(64年,2007年拡張)
- 収容人数:15,500人
- アクセス:大宮公園駅,北大宮駅(東武野田線) 徒歩10分
アクセス
抜群や。
北大宮駅ないしは大宮公園駅からは徒歩10分。大宮駅でも徒歩20分。いくら駅から近くても毎時1本しか出ていない路線ではアクセスが良いとは言い難い。しかし大宮は違う。
徒歩20分圏内に駅が3つ、鉄道会社は私鉄とJRの2つ。大宮駅に至っては各種在来線の他、新幹線まで停まる。アクセス面では日本でも屈指。関東の民には相当優しい場所にあるスタジアム。
大宮駅から歩くのが面倒な場合でもバスが出たりしている。どうしても歩きたくない(歩けない)場合はバス移動も視野に入れてよし。
ピッチが近くほどよい傾斜
ゴール裏の前列は手すり付きの立見席。バック及びゴール裏最前列はピッチレベルまで下げられており、臨場感抜群。メインスタンド側はやや高めに設定されているものの、これといった問題点はなし。
てかゴール裏2階席の傾斜結構あるな。
液晶ビジョンがもちゃんと設置されており、照明設備は2022年に改修済み。ただし屋根は…。
屋根はお気持ち程度
地方陸上競技兼球技場に毛の生えた程度と言っては申し訳ないが、スタジアムの臨場感に反して屋根が貧弱すぎる。これ本当に屋根カバー率の問題とか大丈夫なのか?と思ったら案の定Jリーグから指摘されてた。
メイン中央のごく一部を除き屋根なし。雨天時は当然雨具必携。最悪濡れてもすぐに家へ帰れるアクセス面の良さは救い。日本初のサッカー専用スタジアムとして登場してからかれこれ60年以上経過。幾度か改修が行われているらしいので、ついでに屋根の拡張も検討してくだされ。
総括
PRIDE OF URAWA
色々頑張れ大宮
流石の浦和。アジアの制覇は通過点とサポーターが横断幕で豪語しているだけある。スタジアム環境もサポーターも世界に誇れるレベル。本当は駒場にも言及したかったがそれはまた別の回で。
埼玉スタジアム芝生改修の都合により、来年2023年に開催予定だったACL決勝の舞台はどこになるのか…と思っていたが、日程変更に伴い埼玉スタジアムでの開催が可能となった。アジアのトップを決める戦い。芝も回収されこの上ない環境で選手はプレーできそうだ。
大宮は色々と頑張らないとヤバイ気がする…。2017年にJ2降格が決まって以降、J2沼を現在進行系で沐浴中。2020年-2022年にかけては本当にJ3落ちてしまうのかと思わせるほどの順位でハラハラさせた。
スタジアムの屋根とかでごちゃごちゃ言ったが、全体で見れば確実にJ1仕様のスタジアム。再び浦和とのバチバチ埼玉ダービーを見せて欲しい。
余談 大宮に新スタ? それともスタ改修?
結構前にも新スタジアムの検討みたいな話は出ていたが、2022年になって再びスタジアムの整備案が浮上し始めた。ちなみに液晶ビジョンは新設(改修)予定。
その名も大宮スーパー・ボールパーク構想。
第一公園に立つNACK5スタジアム。同園内に存在する双輪場や野球場、すぐ近くの第二公園全体を整備するといったもの。
サッカー場と野球場の整備パターンについては3案あり、
- A案 競技施設全てを建て替え
- B案 野球場を建て替えてサッカー場は修繕 +新たな運動施設の整備
- C案 サッカー場を建て替えて野球場を大規模改修・修繕 +新たな運動施設の整備
現状の整備パターンはこの3つで、競技施設関係者や民間と意見交換をして整備内容を検討するとのこと。
なお現在は上記画像の一番左(構想策定)段階。進捗によっては今年生まれたお子さんが高校生や大学生になった頃合いでスタジアムが完成みたいなこともあり得る。
とはいえ新スタジアム or スタジアムの修繕は見込まれているため、ここに書き記しておく。今後進展があればまた加筆(もしくは別記事で投稿)予定。
関東のスタジアム
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