【水どう】サイコロの旅4を現代で実践したらいくらかかるのか調べる

サイコロの旅
「水曜どうでしょう」by HTB:北海道テレビ
HTBの大人気深夜番組「水曜どうでしょう」の公式ホームページです。

水曜どうでしょうでおなじみのサイコロの旅
今回はサイコロの旅Part4の全行程を実際に行った場合、現在ならいくらかかるのかを調べた。

サイコロの旅1

サイコロの旅2

サイコロの旅3前編

サイコロの旅3後編

サイコロの旅4(←イマココ)

サイコロの旅5

サイコロの旅6

はじめに

・全行程を1人で巡る計算とする

・とりわけ指定がない限り、特急や新幹線は自由席料金で計算する

・旅費宿泊費は全て通常料金として計算する(キャンペーン価格やクーポンなどは適用しない)

・宿泊については当日予約を前提として計算する

・ツインルームや4人部屋は1部屋の料金で計算する(1人あたりの料金で計算しない)

・食事代については計算しない

・休止(廃止)したサービスについてはそれに近しい代替手段を用いる

・全行程は平日に行われたとして計算する(土日祝日料金は勘案しない)

基本的な計算方法は上記の通り。
本来であれば日程や時間も全て本編に忠実にしたかったところだが、1人で水曜どうでしょうを体験したい人向けの記事にするため、こうせざるを得なかった。

また実際に全行程を追う場合場合に備えて、金銭的余裕を持たせるためあえて通常料金計算とした。
ただし全行程は平日に行われる(かつ翌日が平日である)条件で計算したため、土日祝日での旅の場合は当然割増されるケースが想定されるため要注意。

なお、現在は存在しない列車やサービスの場合は、代替手段を用いる(類似した列車やそれに近しい移動手段を用いる)。

サイコロの旅4のかんたんなあらすじ

騙されているとは知らず"本当に212か、キミたちにはがっかりだなぁ"と発言する大泉

あいも変わらず騙され続ける大泉洋。

大泉には212市町村カントリーサインの旅へ行くと伝えているが、本当はサイコロの旅へ行く。車中でその事実を知らないのは大泉だけ。本人はカントリーサインの旅を最後に終えた生田原町(道東)へ向かうと思っているのだが、車はサイコロの旅のために空港へ向かっている。

"ハハハハハッ"と笑う大泉

どれだけヒントを与えても真実(=騙されていること)に気付かない大泉に痺れを切らしたミスターは、”疲れてるんじゃない?疲れをとるためには甘いものでも食べた方がいいのかな?“と言ってサイコロキャラメルを取り出す。全てを察した大泉。

すべてを悟った直後に"千歳着いちゃった"と発言する大泉

だが時すでに遅し。車の現在地はもう新千歳空港。大泉、またしても騙される。
※企画で行ったことのない都道府県を埋めようという目的もあるため、山陰は島根を征服埋めるためにまずは島根県へ向かう。

特急+新幹線(出雲→広島)

おみくじでミスターが出したのは"南吉"。

出雲で出した目は広島行き。
出雲大社ではおみくじを引いたのだが、”旅行”は両者ともよろし。
そして方位について、ミスターは”南吉“。北海道へ帰らないといけないのになぜ南吉を引いてしまうのか…。

移動行程。出雲大社から出雲市までは私鉄、出雲市から岡山まで特急、岡山から広島まで新幹線。

まずは私鉄で出雲市駅へ。その後本編でも登場したやくも22号で岡山、岡山で新幹線に乗り換えて広島へ。10,290円

移動に疲れて半目でぐったりする大泉。

車中では会話に花が咲く一行だが、なんだかんだで5時間前後の移動。ただひたすら移動するだけ。さすがに疲れを感じはじめて終盤にはぐったり。

広島一泊

包容する大泉と鈴井。

大泉が振ったサイコロの出目は6、カキを食べて一泊。初日から宿泊できる喜びを最大限に表現する二人。

爆睡する大泉と鈴井。

一行が宿泊した宿を全力で探したのだが、どうしても見つからなかった。情報求む。
ということで広島一泊。”カキを食べて”を多めに見積もって3,000円、一泊を6,000円程度として合計9,000円となる。

新幹線+特急(広島→富山)

広島名物しゃもじかきめし

一行が出した次の行き先は富山。新幹線と特急を乗り継ぐ。

移動行程。広島から新大阪までは新幹線、新大阪から金沢まで特急、金沢から富山まで新幹線。

6時30分発ひかり130号は存在しなくなったため、のぞみで新大阪。
そこから特急へ乗り換えて金沢。金沢からは新幹線で富山へ。本来であれば富山まで特急で行きたいところだが、北陸新幹線の開通に伴い関西方面からのサンダーバードは金沢止まりとなったため新幹線に乗らざるをえない。合計17,260円

広島名物もみじ幕の内(24個入り)

広島名物のもみじ饅頭
実は昨晩広島一泊を出した際、喜びのあまりもみじ饅頭でも食べちゃうと公言してしまったミスター。ミスターを除いた全員が明日の朝はもみじ饅頭だなと団結。意地悪大好きどうでしょう軍団はミスターに全力でもみじ饅頭を食べさせに来た。

ちなみにミスターはこのもみじ饅頭を朝から縦1列(6個)たいらげた。

列車のデッキで時間を潰す大泉

順調な一行であったが、実は撮影日に連休が重なり特急は大混雑。指定席が3枚しか取れない痛恨のミスを犯してしまい、例によった強制的な年功序列で大泉が自由席に。自由席は無事満席。大泉だけデッキで富山へ向かうことになった。

私鉄+バス+トロリーバス+ロープウェイ+ケーブルカー+トロリーバス+バス(富山→信濃大町)

立山黒部アルペンルート公式サイト
富山と長野を結ぶ標高3,000m級の北アルプスを貫く世界有数の雲上山岳観光ルート。立山黒部アルペンルートは様々な乗り物を乗り継ぎながら、気軽に大自然が生み出す絶景を楽しめます。
登山家大泉さんの話

92キロを5時間かけて進むことになった一行。

電鉄富山から信濃大町までの料金表。

先に結論を申し上げると、電鉄富山から信濃大町までは片道13,820円かかる。

富山地鉄で立山へ。

※2023年4月15日~11月13日のダイヤ

立山からはケーブルカー→高原バス→トロリーバス→ロープウェイ→ケーブルカー→電気バスを乗り継いで17時21分扇沢。

https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/ogizawa/

扇沢からバスで信濃大町駅前へ。18時30分着。
12時頃富山に着いていたとすると、現在だと6時間半程度かけて信濃大町へ向かうことになる。

列車内でよこになって眠る大泉

移動の疲れで倒れる大泉。

トロリーバスで登山家になりきる大泉

登山仕様にトランスフォームして挑んだ方が良い。

レンタカー(信濃大町→伊勢神宮)

レンタカーの出目を引いた軍団一行。

伊勢神宮へお参りします。レンタカーで。

ここで問題になってくるのは時間との兼ね合い。
まず2023年現在、信濃大町駅周辺に大手レンタカー屋が存在しない。そのため苦肉の策としてまずはタクシー移動とする。

信濃大町から最寄りレンタカー屋までタクシー移動

最寄りの大手レンタカー屋がここ。閉店が19時のため、時間的には本当にギリギリ。事前にお店に連絡しておいてなんとか対応していただけるかどうかってところ。タクシー料金8,840円

乗り捨て料金込みで40,700円程度。

平日→平日かつ伊勢神宮周辺のレンタカー屋に乗り捨てをする+車種は問わない前提で、39,876円。割引前の価格は40,700円のため、余裕を持たせて40,700円を今回の旅費とする。

湯けむり屋敷 薬師の湯で入浴する大泉と鈴井。
湯けむり屋敷 薬師の湯

温泉でひとっ風呂。750円

移動の最中、伝説の"夜行バス はかた号"に遭遇する一行。

なお道中、キングオブ深夜バスはかた号に遭遇。
後日彼らを苦しめることになるとはつゆ知らず…。

当然ではあるが長時間の列車バス移動からのレンタカーなので、体調には十分に気をつける必要がある。無茶はしないように。

在来線+新幹線+新幹線(伊勢→仙台)

ミスターせっかく来たんだから、"名物"のひとつも食っていこうや

次の行き先は在来線と新幹線を乗り継いで仙台に決定。
その前に一つ重要なことがある。三重県名物といえば赤福

大量に用意された赤福

錚々たる面々。

2個入り(番茶付き)250円税込み
https://www.akafuku.co.jp/

公式HPでは現在1皿(+番茶)が250円で提供されている。
本編では8皿あるため、2,000円。合計16個の赤福8杯の番茶を朝からお召し上がり。

赤福を頬張る鈴井

甘いもの大好きなミスターは頑張って頬張り、1人で3皿(9個)をたいらげた。

なお赤福の本店は伊勢神宮の近くに存在する。(レンタカーありきの距離なので注意)
どうでしょうメンバーもこちらで召し上がったようなので、是非8皿(16個)+番茶8杯にチャレンジしてみて欲しい。

移動行程。在来線で伊勢市から名古屋、名古屋から仙台まで新幹線(途中東京で乗り換え)。

本編でも登場した快速みえ8号(ダイヤ改正で20分~30分程度前倒し)に乗り名古屋。
名古屋から東京、東京で乗り換えて仙台へ。合計21,590円
連日連夜の長距離移動かつ運転明けのため、車中はしっかり休んで欲しい(休めるかは知らない)。

新幹線(仙台→宇都宮)

"ダメ人間!"

仙台まで来たにもかかわらず一歩後退してお次は宇都宮。新幹線移動となる。

移動行程。仙台から宇都宮まで新幹線。

新幹線に乗って宇都宮へ。8,040円
忘れてはならないのが車中での名物コーナー

仙台名物ずんだもち

名物ずんだもち♨

恐らく北上京だんご本舗が出しているずんだもち(生ずんだもち?)。
すりつぶした枝豆をあまーく加工してお餅に纏わせた一品。甘いモノとお餅が大好きなミスターは大喜び

ずんだもちにがっつく鈴井

食べる食べる。

さらば…。

あまりの美味しさにミスターは大泉に対して介錯を要求
1人で1皿たいらげたあと、ミスターは大泉によって斬られるのであった。

夜行バス(宇都宮→京都)

ダメ人間!

ダメ人間ことミスターが出した行き先は京都。それも夜行バス

<京都・大阪線>とちの木号
栃木県のバス(路線バス・空港/高速バス・貸切バス)サービス、契約輸送・ラッピングバス・中刷り広告のご案内。関東自動車ホームページ。
夜行バス。宇都宮から京都まで移動。

一階建て3列か2階建て3列のいずれかで運用されている。お値段11,500円
現在はカーテンで仕切られ、おしぼりやお茶も配られたりと比較的改善されている。また本編では休憩なしの一直線となっていたが、大阪から宇都宮方面への運行では一度だけ休憩があるとのこと
※リンク先は参考にさせていただいたYouTubeの動画。

バス側に負けましたと言わせようとするどうでしょう軍団一行。

御一行はいくぶん強気で、バス側に負けましたと言わせようと意気込んでいる。

しっかりやられているどうでしょう軍団一行

もちろん負けた。(軍団側が)

新幹線(京都→博多)

出してはいけない6分の1を出してしまった。

3から6は全て直行便千歳。
1は東京行き。
2だけが博多行き。







もちろん2を出した。

新幹線車内で鈴井に叩かれる大泉

新幹線で叩かれる大泉。

博多駅で鈴井に叩かれる大泉

博多で叩かれる大泉。
無事タイムリミットを迎え、サイコロの旅4は敗北に終わる。

移動行程。京都から博多まで新幹線。

京都博多自由席、15,400円。終。

総額

現在地目的地手段料金備考
島根広島私鉄+特急+新幹線10,290
広島宿泊費+食費9,000円※宿泊費6,000円+食費3,000円程度として計算
広島富山新幹線+特急+新幹線17,260円
富山信濃大町私鉄+バス+ロープウェイ諸々13,820円
信濃大町伊勢タクシー+レンタカー+風呂50,290円信濃大町周辺のレンタカー屋の都合により一部タクシー利用
寄り道して入った温泉代金も含める
伊勢仙台在来普通+新幹線21,590円
仙台宇都宮新幹線8,040円
宇都宮京都夜行バス11,500円
京都博多新幹線15,400円

合計157,190円

長距離移動が多く新幹線を多用しており、そしてレンタカー関連で想定以上の出費となったため10万円の大台に突入した。
富山から信濃大町へのアルペンルートをもう少し時間に余裕を持たせて動ければ、タクシー代くらいは浮かせられる(代わりに列車利用)はず。にしても最後博多の出目を出してしまう辺り、さすがはどうでしょう軍団であった。

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