【水どう】サイコロの旅2を現代で実践したらいくらかかるのか調べる

サイコロの旅
「水曜どうでしょう」by HTB:北海道テレビ
HTBの大人気深夜番組「水曜どうでしょう」の公式ホームページです。

水曜どうでしょうでおなじみのサイコロの旅
今回はサイコロの旅Part2の全行程を実際に行った場合、現在ならいくらかかるのかを調べた。

サイコロの旅1

サイコロの旅2(←イマココ)

サイコロの旅3前編

サイコロの旅3後編

サイコロの旅4

サイコロの旅5

サイコロの旅6

はじめに

・全行程を1人で巡る計算とする

・とりわけ指定がない限り、特急や新幹線は自由席料金で計算する

・旅費宿泊費は全て通常料金として計算する(キャンペーン価格やクーポンなどは適用しない)

・宿泊については当日予約を前提として計算する

・ツインルームや4人部屋は1部屋の料金で計算する(1人あたりの料金で計算しない)

・食事代については計算しない

・休止(廃止)したサービスについてはそれに近しい代替手段を用いる

・全行程は平日に行われたとして計算する(土日祝日料金は勘案しない)

基本的な計算方法は上記の通り。
本来であれば日程や時間も全て本編に忠実にしたかったところだが、1人で水曜どうでしょうを体験したい人向けの記事にするため、こうせざるを得なかった。

また実際に全行程を追う場合場合に備えて、金銭的余裕を持たせるためあえて通常料金計算とした。
ただし全行程は平日に行われる(かつ翌日が平日である)条件で計算したため、土日祝日での旅の場合は当然割増されるケースが想定されるため要注意。

なお、現在は存在しない列車やサービスの場合は、代替手段を用いる(類似した列車やそれに近しい移動手段を用いる)。

サイコロの旅2のかんたんなあらすじ

西城秀樹とのインタビューだと騙されていた大泉洋

西城秀樹とのインタビューを行うために六本木プリンスホテル(現東京プリンスホテル)へ向かった大泉洋。
しかしこの企画は全くのデタラメ

西城秀樹に会うためにと衣装を揃えて向かった大泉であったが、現場には鈴井貴之。水曜どうでしょうお馴染みのドッキリがここでも敢行され、本編であるサイコロの旅2がスタートする。

なお大泉はサイコロの旅2の間、基本的に画像のような服装で移動することとなるが、季節は冬場。シンプルに寒いため移動中はジャンパーを着たり下にTシャツを着たりしていた。

新幹線グリーン車(東京→新神戸)

サイコロの旅1で得た教訓は"深夜バスとフェリーは絶対ダメ"

まずは東京から新神戸へ。
本編では15時07分発新幹線グランドひかりのグリーン車(二階建て車両の上階)であるが、現在は存在しないためのぞみグリーン車を利用する。

新幹線で東京から新神戸へ

新神戸まではグリーン車料金を含めて20,250円
車内の談義は花が咲き、深夜バスとフェリーはダメといった結論に至っている。

夜行バス レッツ号(新神戸→熊本)

夜行バスレッツ号で神戸三ノ宮から熊本へ

出目は熊本行き夜行バスのレッツ号。なんともお気楽なバスの名前だが、乗車時間は約10時間

現在はレッツ号が存在しないため、サンライズ号を選択

なお現在はレッツ号が廃止されており、兵庫の三ノ宮から熊本行きのバスはサンライズ号のみ。
日によってまちまちではあるが、とりあえず最安の8,000円として計算する。

新神戸駅から三宮バスターミナルへは地下鉄で移動

なお新神戸から三ノ宮(三宮)までは歩いていけない距離でもないが、一応列車移動をしたとして計算。追加で210円となる。

特急あそ1号+タクシー+フェリー(熊本→宿毛)

あそ1号で移動するどうでしょう軍団一行

さっそくだがあそ1号が現在走っていない
そのため代替手段として九州横断特急を用いる。

途中でタクシーを使うため三重町で下車
熊本→三重町の料金

熊本から三重町までは自由席で4,330円
ここで問題が発生する。本編では佐伯まで乗ってそこからフェリーのなのだが、それだと予定していたフェリーに間に合わないため三重町で降りてタクシーで佐伯へ。そこからフェリーへ乗船。しかし…。

本編で用いていた宿毛フェリーは現在存在しない

現在宿毛行きのフェリーが完全に運休している

同社が保有している船舶も売却済みのため再就航は難しい。
そのため今回考えたルートは、三重町で降りてタクシーで臼杵へ。臼杵から八幡浜まで行き、そこからはJR四国の特急及び在来線を乗り継いで宿毛へ行くルート。どうあがいてもフェリーで直接宿毛へ向かうことが出来ないためやむを得ない手段。

代替手段としてタクシーで臼杵港まで移動

三重町駅から臼杵港まではタクシーで10,630円(推定)。
特急が三重町駅に定刻11時40分に到着していたとして、12時30分頃には臼杵港へ到着している計算となる。

12時40分発の便で八幡浜へ
お値段大人2等座席3000円

臼杵からは宇和島運輸フェリーを用いて八幡浜へ。お値段3,000円
あくまでもここまでの行程が完全に時間通りであれば、12時40分発のフェリーに乗れる。ただ乗船には余裕を持たせないと何かと迷惑をかけてしまうので要注意。

八幡浜から宇和島までは特急移動。そこからは宇和島自動車のバス、宿毛線で宿毛へ。

八幡浜からは特急及び高速バスを乗り継いで宿毛へ。鉄路だけで宿毛へ行けないこともないが、遠回りとなってしまいなおかつ料金も高くなるため致し方がなく高速バス。
列車は特急料金合わせて1,200円。高速バスが1850円。熊本ー高知に直通便の飛行機があればよかったのだが、残念なことに存在しない。

レンタカー (宿毛→高知)

宿毛から高知まではレンタカー

出目は高知行き。よりにもよってレンタカー(そして運転は大泉くん)。

ここでも問題発生

宿毛駅周辺の地図。レンタカー屋が壊滅状態。

宿毛駅前にレンタカー屋がほぼ存在しない。
唯一存在する宿毛観光インフォメーションセンター トヨタレンタリース西四国 宿毛取次店についても恐らくTOYOTA SHAREを使った無人レンタカー形式だが、返却予定の営業所は当然営業時間外となってしまうため返却に間に合わない。

致し方がないのでバスを使おうかと思ったが、高速バスも廃止されてた

都市間バス「しまんとライナーなんご号」も廃止されている。

そのため今回もまた致し方がなく、鉄路での移動とした。

代替手段として特急で宿毛から高知へ
宿毛→高知の料金

19時26分発の特急に乗り高知へ。特急自由席で合計4,930円

温泉に入ってスッキリした大泉

なお本編では途中風呂へ入り、お色直しした大泉を拝める。

夜行バス はりまや号(高知→博多)

夜行バスで寝れないことを視聴者に訴えかける大泉

本来であれば高知から博多への直通バスを使いたいのだが、現在はりまや号は廃止されている
また代替直通バスも存在していないため、高知駅で一度乗り換えをするバスを用いる。

バスの料金。一番安い日程の普通運賃が8,700円

高知発は21時50分のため、旅程通りであればギリギリ乗れる。
高知から香川は宇多津まで乗車し、そこからは一度乗り換えて博多へ。通常運賃A日程で8,700円

なお本編では出演陣がしっかり”やられた”らしく、バス車内で寝れないこと、外が寒いこと、2晩連続バスが辛いこと、長時間のバスが放送では数分程度に編集されていることに対して鬱憤を漏らしていた。

新幹線+在来線+高速船(博多→白石島)

お昼は船に乗り夜はバス by 鈴井貴之

またもや厄介な目を出した水曜どうでしょう一行。行き先は岡山県白石島。

白石島の場所。瀬戸内海に位置しており絶妙に移動しづらい。
白石島は広島と岡山の県境付近
新幹線で博多から福山、在来線で笠岡、そこからフェリーで白石島。

まずは新幹線で福山へ。本来であればひかり134号に乗りたいところだが、案の定その便はなくなっているため近しい時間帯のさくら544号で福山へ。
福山からは在来線を乗り継ぎ笠岡駅。笠岡港は笠岡駅から目と鼻の先程度の距離。そこからはフェリーで白石島。鉄路は在来線含め11,100円。フェリー料金は1,170円
※白石島行きフェリーは複数の会社から出ているため、会社によって料金が異なる。上記料金は恐らく三洋汽船の高速船を使った場合の料金

フェリー+在来線+特急(白石島→徳島)

念願の瀬戸大橋を前にしてもあっけらかんとする大泉

次の行き先は徳島。白石島から四国行きのフェリーはないため、一度本州へ戻り、瀬戸大橋を経由して徳島を目指す。

白石島から笠岡までフェリー、在来線で岡山、岡山から在来線で高松、高松からは特急で徳島。

まずは白石島からフェリー(三洋汽船普通船)で笠岡へ。670円
笠岡からは在来線で岡山、岡山からは快速マリンライナーで高松、高松から徳島までは特急うずしお。これで水曜どうでしょうとほぼ同じ行程(時間)で徳島へ行ける。列車は特急料金合わせて4,870円

車中では甘いものが大好きなミスターにキビだんごを振る舞う。

なおマリンライナーでは岡山で買っていた吉備だんごをミスターに振る舞うどうでしょう一行。

ただしほとんどデブでヒゲはえた藤村が食べてしまっていた。

デブでヒゲはえてる藤村が食べてしまったのか、4つしか残っていなかった。

きびだんご食べてご満悦なミスター

甘いものが大好きなミスターは、吉備だんごを食べてご満悦。

徳島で一泊

徳島一泊を決めて包容する大泉と鈴井
徳島一泊を決めて抱擁する二人

おめでとう。一泊だ。

403 Forbidden

ただしどうでしょう一行が泊まった宿は現在廃業済み。コロナの煽りを受けちゃったか…。
適当なところに宿泊してくれ。お値段は平日の当日予約として6000円程度とする。

フェリー(徳島→和歌山)

タイムリミットは目前。札幌行きを出さなければ終わりのターンで出したのは和歌山行き。

南海フェリーの時刻表。おそらく5時30分発のに乗船している。

使うのは南海フェリー
徳島駅からフェリー乗り場まではバスで210円。和歌山までのフェリーは大人2,200円

上の空な大泉と呆然と外を眺めるミスター

この出目にはお二人も呆然自失。こうしてサイコロ2は札幌に帰還できず幕を閉じた。

総額

現在地目的地手段料金備考
東京新神戸新幹線グリーン車20,250円
三ノ宮熊本夜行バス8,210円新神戸→三ノ宮の料金を含めなければ8,000円
熊本宿毛タクシー+フェリー+特急+高速バス17,280円下記赤文字は内訳
熊本三重町特急4,430円
三重町臼杵港タクシー10,630円※推定料金
臼杵八幡浜フェリー3,000円
八幡浜宇和島特急1,200円
宇和島宿毛高速バス1,850円
宿毛高知特急4,930円※レンタカーの代替
高知博多夜行バス8,700円
博多白石島新幹線+在来線+フェリー12,270円
白石島徳島フェリー+在来線+特急5,540円
徳島徳島一泊6,000円平日に1人宿泊した場合推定料金
徳島和歌山バス+フェリー2,410円
※赤文字は宿毛行きフェリーの代替手段の内訳

総額84,990円となった。
当然飲食費は含まれていない。

何よりも辛いのは宿毛行きのフェリーが完全に運休してしまっている点。
本編にできる限り寄せる形で代替手段を選んでいるが、幾分時間もかつかつでお値段もお財布を逼迫させる。

良くも悪くもあの頃だから出来たこと。乗れるものは乗れるうちに乗っておいた方が良いね。

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