初めての親知らず抜歯を控えた人向け簡易Q&A
Q.上の歯と下の歯、どっちの抜歯が辛い?
A.下の歯しか経験したことがないから比較出来ないけど、下の歯の方が顎の骨が硬くて痛みが出やすいと歯医者さんから教えてもらった。でも痛み止め服用してれば正直痛くない。
Q.麻酔の瞬間って痛い?
A.ほとんど痛くない。表面麻酔→浸潤麻酔(下の歯で状態が芳しくない場合は更に伝達麻酔)の順番で麻酔をされる。浸潤麻酔や伝達麻酔がよくイメージする注射器でプスリといったタイプ。それを施す前に表面麻酔を歯茎に塗り塗りされる。湿潤・伝達麻酔はヌッと刺された感覚はあるものの、うっかり口腔内を噛んでしまった時と比べたら数万倍くらいは痛くない。本当に拍子抜けすると思う。
Q.抜歯中って痛い?
A.全く痛くない。ただし難抜歯(真横や斜めに生えている親知らず)の場合、引っこ抜くというより輪切りにしたり砕いたりして歯を取るといった表現の方が正しい気がする。施術方法や先生によっては機器の振動が顎の骨を伝わって震えが響く。口腔内を工事されているのを実感するので、少々慄いてしまうかもしれない。
※もし術中に痛みを感じたら素直に手を上げてアピールしたらすぐに麻酔を足してくれる。
Q.抜歯後の食事はどうすればいい?
A.少なくとも抜歯後数時間は食事しない方がいい(※詳しくは本編を読んで欲しい)。
当日夜や翌日以降は患部の治りや再生を阻害しないよう、抜歯下側とは反対の歯で咀嚼するようにした方がいい。米とかも食べていいと思うが私は念のため抜糸まで雑炊やゼリー飲料をメインにした。ラーメンや吸い込む系は啜る(吸い込む)時に患部を圧迫してしまうため、なるべく避けた方がいい(経験則)。
Q.治療費はいくらくらいかかる?
A.約4700円程度。
(初診+レントゲン+抜歯1本で約3,900円、痛み止め+抗生物質代約600円、抜糸約200円、合計4,700円)
上記料金は私が通った歯科医院さん(初診)にて、初診で下の埋没気味かつ斜めに生えている親知らずを抜糸したケース。歯科医院によって料金は多少前後する。
Q.どの程度腫れるの?
A.人によってまちまち。上の歯の抜歯ならほぼ腫れないと聞くが、下の歯の親知らず抜歯は高確率で腫れる。抜歯当日~2日目,3日目あたりがピークで、ぷっくり膨れる感じ。膨れ方についてはGoogle先生で画像検索した方が早いと思う。
Q.親知らずは必ず抜かないとだめなの…?
A.必ずしも抜く必要があるというわけではない。
真っ直ぐ綺麗に生えていたり、完全に埋没していて他の歯や骨に影響を与えない状況なら抜かなくてもいいと歯科医院の先生から教えられた。
ただし私のように横や斜めに一部が露見した状態で生えていると虫歯になりやすく、奥歯の永久歯も影響を受けて虫歯になったり口臭の原因となるため抜いた方がいい。モノによっては歯科医院ではなく大きい病院の口腔外科のお世話になる可能性もある。その辺については実際に歯科医院に行って確認してもらわないとなんとも言えない。
親知らず抜歯中~抜歯後の詳細についてはコチラをどうぞ。
皆さんは親知らずをご存知だろうか。
新潟県は糸魚川市に存在する峠道…のことではなく、歯のことである。
上下の両奥歯に存在したりしなかったりする(人による)、手前から数えて8番目の歯(智歯とも言う)のこと。
人によっては普通の奥歯同等に綺麗に並んでいたり、歪な形で生えていたり、完全に歯茎の内側に埋没していたり、ちょっとだけ露見していたり、真横(斜め)に生えていたりする。
今回含め2回親知らずの抜歯(両方とも下の歯)を経験した私が見聞きした話によると、厄介なケースが存在する。親知らずの露見している、真横(斜め)に生えているケース。そう、私のケースである。
更に面倒なことに、私の親知らずは
・歯の一部だけが露見している
・斜めに生えてきている
・大部分が顎の骨に埋没している
・神経に近い
面倒な要素のオンパレードであった。
それも2本存在した。今回は初めて抜歯した親知らずについての備忘録。
抜歯から抜糸までの備忘録
左下に親知らずが存在するのは分かっていたのだが、素人が目で見て分かる程度の虫歯化を確認。いつかは抜かざるを得なくなると言われてずっと放置していた時限爆弾だが、いよいよ導火線に火がついたため致し方がなく抜歯へ。
実際に抜歯を意識したのは、親知らず周辺の歯茎や顎関節に違和感を覚えたあたりから。
抜歯の数ヶ月程度前、親知らず周辺から何度拭っても取り除ききれないイヤな臭い(膿のような匂い)がしはじめた。痛みは伴わないのだが多少口臭は気になるし、なにより手前の永久歯が虫歯になるのではないかと心配であった。
そんな話を知り合いに話すと、”知らず知らずの内に顎の骨まで虫歯が浸透すると終わりだぞ” , “頭まで痛み始めたら完全に終わり“と脅され(?)、抜歯への恐怖心と終わりの恐怖心を天秤にかけた結果、さっさと抜歯してしまおうと決断。
当時はどうしてそんな無駄に煽ってくるんだよ…と思っていたが、今となればそんな脅しをしてきた知り合いに感謝している。抜いてもらってスッキリしたわ。
初日 レントゲン撮影+歯石取り
事前に予約していた歯科医院へ向かう。この時点で戦々恐々。
ここで告白するのだが、私は大の病院嫌いである。
もちろん注射も嫌い(単純に刺されるのが怖いだけ)。
自ら痛い・辛い思いをするために金を払って病院へ行くなんて…と思ったりしているが、そりゃ誰しも好んで病院へ行くわけないわな。
歯科医院に着いたら問診票を書いて提出。すぐに呼ばれたのでそのまま診察台へ。
まずは親知らずと歯全体の状態を見られる。その後親知らずを抜く前提でレントゲン撮影。撮影後そのままレントゲンを先生と確認。
ここで言われた衝撃の一言。
“こっりゃあ厄介ですね(笑)”
親知らずは2本生えているのだが、1本は横に生えつつもまだマシな状態。もう1本は顎の骨に埋没気味でなおかつ神経にも近い。幸いにも後者の親知らずはほとんど露見していない(先っちょがちょっと顔だしている程度)ためまだ猶予はある。ということで今回はマシな方(比較的簡単な方)の左下親知らずを抜くことに。
だがこの日はあくまでも検診問診のみ。ついでに歯石取りと一部虫歯化していた永久歯を治療して終了。
抜歯当日
前回の訪問から1週間程度経過。ついに抜歯当日。緊張は待合室がピーク。心臓の鼓動は収まらない。そしていよいよ名前が呼ばれて地獄の門戸を叩く。
施術内容を簡単に説明されてまずは表面麻酔。特に何か感じることはない。そりゃ表面に塗られるだけだし当たり前か。
続いて浸潤麻酔。歯医者の麻酔といえば多分これのこと。注射針を歯茎にプスリと刺して麻酔を注入。歯科医院によって電動で注入したり従来通り手動で注入したりまちまち。今回の場合は後者。刺された時にチクリとされたか…?といった程度の感覚はあったが、痛みはほぼないに等しい。ほっぺをつねられる方がよっぽど痛い。この麻酔の工程を忌避して歯科医院に行けない人も多いかもしれないが、ここに明言する。麻酔は痛くないから安心して欲しい(表面麻酔を施してくれる場合に限るが、最近はどこもやってくれるはず)。
最後に伝達麻酔が施される。
3.伝達麻酔
下顎の1番の歯に打つ麻酔で、主に親知らずの抜歯で行われます。
上顎とは違い、下顎は麻酔が効きづらいため、浸潤麻酔では不十分な場合があります。脳から出る大きな神経に麻酔薬を作用させることで、口唇や舌を含む広い範囲によく効く麻酔が得られます。
浸潤麻酔よりも効いている時間が長いので、注意が必要です。
https://www.maruha-shimokitazawa.com/treatment/wisdomteeth/anesthesia-risk/
これで準備完了。あとは麻酔が効くのを数分程度待って抜歯開始となる。
そして抜歯が始まる。聞いていた話によれば、歯茎の一部を切開、および顎の骨の一部を削り、大部分を輪切りみたいにして切除してから根本を引っこ抜くor粉砕して取り出すとのこと。
おぞましすぎないか?
聞いているだけで身震いするのだが、麻酔が効いているので正直どのタイミングから施術が始まったのか分からなかった(先生が今何しているとか言ってくれなかった)。
だが、今でも覚えているあの感覚。歯や骨の一部を削るかなりハードな振動が骨を通して脳に響きやがる…。施術は表面麻酔から退室までだいたい20分-30分程度。
恐らく誰しもが気になっている痛みについてだが、浸潤麻酔時にほんの少しチクリとする程度。自分の足を本当に軽くつねってみて欲しい。その程度である。なお私の場合は麻酔の効きがちょっと悪かったのか。根幹部分を取る際と抜歯後の洗浄時に若干染みた。ほんの少しも避けたいのであれば、こうした施術が苦手・怖い旨を伝えれば恐らく多少多めに麻酔を打ってくれる。
(※この経験が2本目を抜く時に活きたかもしれない)
抜歯から1日目(当日)
まずは施術の最後に詰められたガーゼをしっかり噛む。そこそこ強めに噛み続ける。圧迫止血法によりまずは止血する。大体30分-1時間程度噛み続けていたのだが、血が止まらない…。止まらないぞ…やべえぞと思い、ティッシュを丸めて噛んだりしていたのだが、実はここまでする必要ないらしい。
どろどろと出血が完全に止まらない状態であれば問題だが、唾液に血が滲む程度の出血であれば許容範囲内とのこと。ちなみに当時はこのことを知らず、止まらねぇ…と思いながらティッシュを噛み続けていたのはいい思い出。
なおここから重要なのは、下手に傷口に刺激を与えてはいけないという点。
術後少しすると、患部内に血餅(読み:けっぺい, かさぶたのようなもの)ができてくる。これが剥がれると痛みが長引いたり、ドライソケットとやらの原因となるらしい。うがいは軽く流す程度(ぐちゅぐちゅしない)、治療した側の歯を使いすぎないのはポイント。
そして少なくとも施術当日は運動・入浴禁止(シャワー可)。飲酒やタバコも控える必要がある。前者後者ともに組織の再生を妨げる影響があるからとのこと。
また余談ではあるが、抜歯後数時間は食事禁止(飲料は可)。
口腔内(特に施術した側)は、歯も唇も舌も麻酔が効いている状態。しかもに腫れているためこの状態で食事をすると口腔内がズタボロになる(=痛みを感じないため気づかぬ内に内頬や舌を噛んで血まみれになる)こともあるとかなんとか。腹が減ると確信のある人は、術前に飯を食っておくことを推奨。
自身は”痛み”が伴う行為に対して非常にセンシティブなため、処方された痛み止めとは別でロキソニンを定期的に服用。
ロキソニンは種類にもよるが、一般的な頭痛等にも、そして歯痛にも効く。虫歯が疼いたり親知らずの抜歯後の痛み止めとして一般的という情報を仕入れていたため、用法用量を守る形で服用していた。
“抜歯“から”抜糸“までの1週間前後は自家製雑炊とゼリー飲料が主食となったが、患部と反対側の歯で噛む意識ができるのであれば、術後翌日くらいからは固形物を食べても良いと先生から言われた。
ただし患部は当分の間脆いため、ドライソケットになってしまう危険性を加味するとできるかぎり安牌な食事(口腔内に負担の少ない雑炊やゼリー飲料など)を心がけたほうが良い(※経験則)。
抜歯から2日目
処方薬+ロキソニンのダブルパンチのおかげか痛みは少ない。心拍の上がる行動をしたら患部の歯茎が少々ズキズキする程度で、耐えられないほどではない。
食事は雑炊やゼリー飲料がメイン。麻酔は完全に抜けているのだが、どこか腑に落ちない違和感を感じる。
とはいえ術後からまだ1日しか経っていない。大きめの歯を1本抜いたのだからそりゃ違和感があって当然だろうと納得させて1日が終わる。ちなみに頬の腫れは大したことない程度に多少腫れているかなといった程度。
とりあえずゼリー飲料を信頼しきっている筆者であるが、口腔内に力を入れて吸うのは患部に圧をかけてしまうためあまり良くない。
ゼリー飲料本体に手で圧力かけて押し出して食べる(飲む)ようにすると、患部に余計な圧をかけず安全に栄養摂取が可能。
抜歯から3日目
この日も食事は雑炊やゼリー飲料。相変わらず痛み止めは服用しているのだが、処方された痛み止めは明日切れる…。手持ちのロキソニンだけで耐えてくれるか少し不安になる。
そして前日の違和感についてなのだが、これの原因をついに突き止めた。
そう、縫われた糸によるものだった。
具体的に縫っている箇所を確認できていないのだが、調べたところによると歯の状態(縦向き・横向きなど)によっては歯茎の切開も伴うのだが、縫合の際はしっかりと留めるために頬の内側を一部巻き込む形で縫われる。私の場合、そこそこな範囲の頬内側を巻き込む形で縫合されていたため、口を大きく開くことができなかった。これが違和感の原因である。
(※口を大きく開こうとすると頬内側の肉に通っている糸が張って若干痛む。無理に開こうとすれば頬が千切れてしまうため、下手に大口開けない。)
大口叩くならぬ、大口開けないのはよくわかった。では食事はどうするか。そう、飲むことに徹することに決めた。
少なくとも術後数日程度は施術した側とは反対の方で咀嚼することを推奨されていた。一応白飯や固くないおかずなどであれば普通に食べて良いと言われていたものの、患部の悪化を懸念して常に反対側で雑炊を咀嚼していた。そしてこの日誓った。抜糸までは飲むことに徹しよう、と。
雑炊は多少咀嚼するものの、反対側の歯で咀嚼。あとはゼリー飲料をひたすら流し込むことに徹する。何かしらの形で栄養を接種しなければ死んでしまうので、苦渋の決断である。
頬の腫れは恐らくこの日が最高潮。ボルテージマックス。フロア大熱狂状態であった。
(※痛みはないが見てくれはよくない)
抜歯から4~5日目
処方された痛み止めがなくなって1日。ロキソニンを服用しているおかげか痛みは感じない。
食事はもちろん雑炊とゼリー飲料。頬の腫れも気づけば治まっていた。ふと思い立って患部を確認してみることにした。
鏡の前に立ち、スマホのライトを使って口腔内を照らして凝視。
なんか白いのありますやん。
調べてみると正体は血餅とやらだった。要は口腔内版のかさぶた。下手に無理やり剥がしてしまうと傷の治りが悪くなり、状況によってはドライソケットとやらになってしまうらしい。
そういえば術後に血餅ができても剥がさないでねと言われていた気がする(あまりの工事感で虚無になり適当に聞き流してしまっていた)。
術後は強いうがいをしてはいけないのは、血餅が剥がれたり新しく出来てくる組織の再生を阻害するのを防ぐため。納得である。
抜歯から6日目
依然として食事は雑炊メインだが、明日抜糸ということもあって久々に白米を食べる練習をした。とりわけ問題なく食べれるのだが、念には念を入れて反対側の歯で咀嚼したため米を砕くのに時間がかかる。気を抜けば患部側に米粒が回っていることもあり焦るのだが、大口を開けば糸が張って痛む。嗚呼、何気なく行っていた食事(咀嚼)があんなにも貴重な日々だったんだな…と実感。
ちなみにこの時点でロキソニンの服用は止めているのだが、痛みはなし。頬の腫れもなし。雑炊続きだったため、久々に食べた硬めの白米の甘さが染み渡った。
抜歯から7日目(抜糸当日)
待ちに待ったこの日がやってきた。こんなに長く感じた1週間は初めてだったかもしれない。
歯科医院を訪問して早速診察台へ。痛みの具合や腫れ具合を聞かれたが、とりわけ問題なかったためそのまま抜糸へ。細いハサミのようなもので糸を切られてそのままスルスルと抜糸。痛みなし。状態良し。お疲れ様でしたの声。長きに渡った親知らず抜歯生活の終焉である。
糸による違和感も完全になくなり、大口開いても問題なし。帰宅後恐る恐る白米を治療した側で噛んでみるが、特に問題はなさそうで安心した。さらば雑炊、さらばゼリー飲料。
ただ自由に咀嚼できるということがこんなにも素晴らしいことなのかと実感させてくれる1週間であった。
その後
特に問題なく過ごしていたのだが、気がついたらいつの間にか血餅くんがいなくなっていた。身を挺して患部を守り抜いてくれた血餅くん。別れの言葉も告げず、役目を果たしたら去ってしまうなんてにくいヤツよ…。
そして大したほどではないがちょっとした難敵と当分戦い続けることとなる。それは患部の穴。最終的には口腔内の組織や骨によって完全に塞がってしまうのだが、塞がり切るまでに約数ヶ月~半年程度用する。その間は、患部の穴に食べ物が詰まりまくる。
米粒、パスタ片、肉片、おかしの一部、大学芋の一部などなど…。あまりにも強引に取り除こうとすれば再生するべき組織を傷つけてしまうため、無理やり取り除くのは医者から禁じられていた。どうせいずれ押し出されたり何かの拍子で取れたりするので、無茶はしない方がいい。つって強めのぐちゅぐちゅうがいで何回も取り除いたけど特に問題なかった。
ちなみに体重は1週間で2キロ落ちた。
※雑炊とゼリー飲料が主食となったため暴食、余計な間食が皆無となり結果として体重が落ちた。
もちろん抜糸後2週間程度で体重は戻った。
買っておいた方が良いもの
ここからは余談。親知らずを抜歯するにあたり、買っておいた方が良いもの(良かったもの)を紹介する。
正直処方薬だけでどうにかなるのだが、術後の痛みが怖い方、ドライソケットになりたくない方など、石橋を叩いて渡る方向け。
ロキソニン
第一三共ヘルスケアのオフィシャルからも歯痛の応急対処としてプロモーションされているのがロキソニン。
処方薬はだいたい抗生物質と痛み止め(ともに数日分)なのだが、これだけでは心配な方もいらっしゃるだろう(筆者含む)。そういう時はロキソニン。一般的な歯痛を含み、親知らずの痛みにもロキソニンを服用すれば一時的に緩和されるとおっしゃられているためそこそこ信用できる。
自身は親知らずを2本抜いているのだが、2回ともお守りがてら購入&服用していた。痛みに耐性の無い方はとりあえず買っておくべし。
(※薬局で相談したらバファリンやイブクイックなども歯痛に効果ありと説明されたが、とりあえずロキソニンを買っている。普段から服用している薬との兼ね合いもあるため、服用を検討される際は薬剤師さんに相談された方が良いかもしれない)
ゼリー飲料
抜歯から抜糸までの間、半ば主食に近いくらいの勢いで飲み続けていたのがゼリー飲料。
下手に咀嚼する必要もなく、ある程度の栄養を手軽に補給できるという点が非常に良きかな。
ただし吸うという行為は患部に圧をかけるため、吸って飲むのは推奨できない。手で押して出す形なら問題なし。有名メーカのものからドラッグストアのプライベートブランドまで試したが、味に大した差はなかった。この手のものは多少安いやつで問題ない。
大きめのスプーンやレンゲ
自身のように雑炊やそういった類のものを主食にするのであれば、大きめのスプーンやレンゲがあると非常に助かる。
というのも、当時の私は家にプリンが食べられる程度の小さいスプーンしかなかった。これで雑炊を食べてもいいのだが、シンプルに食べづらい。1回にすくえる量が少ないため、ただでさえ食べづらい状況なのに余計に手間をとる形となって非常に煩わしかった。先のデカい(深い)スプーンやレンゲがあれば多少快適になる。
マスク
これは必須ではないが、外出時あったら助かるかもしれない程度。
なぜ必要なのかといえば、腫れが長引くと見てくれがかなり悪くなるから。
下の親知らずを抜歯した場合、抜歯当日~3日目程度までは腫れを覚悟する必要がある。新型コロナの影響もあり家にマスクが余っている方も多いかもしれないが、もしもなくて頻繁に外出する機会のある方はとりあえず買っておいて損はない。
ピーク時は思いの外腫れててびっくりすると思うが、このご時世というのもあり夏にマスクをしていてもなんら不思議がられないからありがたい。
総括
本番はむしろ術後から
術中の痛みなんて麻酔のおかげでつゆ知らず。本番は術後。
ドライソケットになったらたまったものではない。そして縫合されている都合もあり口の自由もききづらい。
主に食事面で苦労することが多いのだが、その1週間程度を耐えきれるから否かがポイント。可能であれば術後1週間程度は大きな予定を入れておかないことを推奨する。
親知らず抜歯中~抜歯後の詳細についてはコチラをどうぞ。
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