【Jリーグ】初サッカー観戦の指南書

サッカー

そうだ、サッカー観に行こう。

そう思い立った方、もしくは初めてのサッカー観戦に誘われた方向けの簡易指南書です。
スタジアム通いに慣れている玄人サポーターの方が読んでも多分つまらない内容なので、玄人は贔屓クラブのチャント集でも聞いて週末に備えておくように。



事前知識

スタジアムについて

画像:一般的なスタジアムの座席配置
横浜FC公式より引用
上記スタジアムはニッパツ三ツ沢球技場

スタジアムはメインスタンドバックスタンドサイドスタンド(通称ゴール裏)のおおよそ3区画に分けられています。無料招待券等で無理やりサイドスタンドにぶち込まれない限り、観戦初心者の方はメインスタンドもしくはバックスタンドでの観戦を推奨。(※理由は後述)

スタンドの覚え方については、

画像:選手がメインスタンド側から入場するシーン
選手入場シーン
写っているのはメインスタンド

選手が入場してくる側のスタンドがメインスタンド(先程のスタジアム座席画像の上部)
メインスタンドの真反対に位置するスタンドがバックスタンド(スタジアム座席画像の下部)
各ゴール裏がサイドスタンド(通称ゴール裏)。(スタジアム座席画像の左右ゴール裏)


メインスタンド

画像:メインスタンド
画像上部がメインスタンド側

基本的にはこの座席が一番無難です。

画像:メインスタンドからの風景
ニッパツ三ツ沢球技場のメインスタンド側からの眺めの一例

スポンサー招待券等であれば割と高い頻度でメインスタンド側の座席が充てられる。
イベント時は大体このメインスタンド側に向かってダンスや歌、和太鼓等その他諸々の演技が披露されるため、サッカー以外も楽しみやすい。またコアすぎるサポーターも多くないのが特徴。

その分値段は大体メイン側が一番高く設定されている。

砂かぶりシートならぬ芝かぶりシートだったり、ほぼピッチサイドみたいな場所で観戦できる特殊な座席もクラブによっては用意されているが、そういったのは特例。そもそもそういった座席は初観戦にはあまり向かない気がする。


バックスンド

画像:バックスタンド
画像下部がバックスタンド側

メインスタンドに次いで無難な座席。

メインスタンドほど料金が高いわけではないが、かと言って一番安いわけでもない。スポンサー招待券とか市民向け招待券でよく充てられているのはこのバックスタンド

画像:バックスタンドからの風景
ニッパツ三ツ沢球技場のバックスタンド側からの眺めの一例

どのスタジアムでもメインスタンド側からの眺めと大差なく、ゴール裏と比べればまだまだのんびりしている座席。ただメインと比べると純粋にサッカーを楽しみに来た人がやや多め。またイベント時はメイン側からかけ離れているため、イベント演者の背中を拝むのが精一杯。まあサッカーがメインだからあまり気にするほどでもない。


サイドスタンド(ゴール裏)

画像:ゴール裏

上記画像の

画像:ゴール裏

右側と左側。
ゴールの裏側の座席なため、よくゴール裏と呼ばれる座席がこのサイドスタンド
場所によりけりではあるが、サッカー初観戦でサイドスタンドはあまりオススメできない

ゴールの裏という特性上、得点シーンも失点シーンも近い場所で拝むことができるのだが、反対側のゴール付近でプレーされると正直見えづらい

そして何よりも

ゴール裏は大体コアなサポーターが集まる場所。
(※上記の動画は特殊なクラブのためゴール裏の熱が一層高め)

テレビやDAZN等でサッカーを見ていると応援歌が聞こえてきたりすると思うが、その声の発生源は9割くらいこのゴール裏。
またゴール裏の最前列、特にゴール裏真正面あたりはコアofコア。太鼓などの鳴り物を用いて応援をリードする団体が拠点を構えている。仮にもゴール裏座席を取ってしまった場合、自由席ならやや後方か中央から逸れた場所に座ることを推奨する。

いやいや初観戦でもゴール裏ど真ん中でゆっくりしたいという肝の据わった方なら問題ないが、周囲はほぼ全員立って声出してクラップしてブーイングを飛ばしたりしているため、居心地は恐らく良くない。
またゴール裏でゆっくり座っていたり、立っているだけで声を出さない人のことを”地蔵”と揶揄し、ネットで愚痴るタチの悪いサポーターも少数存在する。場合よってはそういった雰囲気も許すところはあるが(主にJ2やJ3カテゴリ)、ゴール裏の雰囲気はクラブによりけりなので、初観戦でのゴール裏は避けた方が良い。


つまりどこで観ればいいの

画像:各スタンドの名称や通称

初観戦でどこにするか迷ったらメインスタンドバックスタンドをチョイスしておけば大体どうにかなる。

なお基本的にスタジアムの雰囲気は、そのスタジアムをホームとしているクラブ寄りな雰囲気
メインスタンド及びバックスタンドはホームアウェーどちらのサポも来ていいよみたいなスタンスを採っているクラブがほとんどだが、クラブによってはメイン・バックでのアウェーグッズの着用を禁止している場合もあるので注意

またメイン・バックの座席は、各ゴール裏に近づくに連れてサポーター熱が多少増していく
なのでホームチームを応援しに来たのにメインスタンド最右端付近の座席に座ると、周りにアウェーサポが多くてちょっと気まずくなるかもしれない。特別どこかのチームを応援しているわけではないのであれば、メイン・バックならどこ座っても大差ない。


絶対に注意しなければいけないこと

アウェーゴール裏にホームグッズ着用/ホームゴール裏にアウェーグッズ着用で侵入すると、袋叩きに遭う
(下手すりゃ言論だけではなく物理的に袋叩きにされる可能性もある)

そもそもスタジアムの規則で各ゴール裏は相手チームグッズ着用を禁止しているため、絶対に避けなければならない。
いくらスポーツ観戦とはいえ、ゴール裏は熱気を帯びやすい。クラブによっては熱気というより殺気が漂っているため、各ゴール裏を煽るような行為は禁忌。

(※スタジアムによってはメインスタンドやバックスタンドでもアウェーグッズ着用禁止な場合もあるため、事前に各クラブの規則は確認しておいた方が良い)


ホーム/アウェーゴール裏はスタジアムによって異なる

よくあるのはメインスタンドから見て左手がホーム側ゴール裏右手がアウェーゴール裏といった形。

画像:ホーム・アウェーゴール裏はスタジアムによって異なる
湘南ベルマーレホームスタジアムの座席表
メインから見て左手がホームゴール裏、右手がアウェーゴール裏

多くのスタジアムではこの形式となっており、メインスタンドやバックスタンドは各ゴール裏に近づくに連れてその色が濃くなる傾向にある。
ただし、時々その真逆の形式を採っているスタジアムも存在する。

画像:ヴィッセル神戸ホームスタジアムの座席配置
ヴィッセル神戸ホームスタジアム
左手がアウェーゴール裏、右手がホームゴール裏

例えばヴィッセル神戸のホームスタジアムでは、メインスタンドから見て左手にアウェーゴール裏
右手にホームゴール裏が設置されている。

スタジアムによってどちらのゴール裏がホーム/アウェーなのか異なるため、観戦前に確認しておくことを推奨。

余談1 2階席や3階席はおとなしめ

画像:スタジアム

スタジアムによっては二階席や三階席が存在する場合もある。タダ券ばら撒き大作戦の場合、こうした二階席、三階席を割り当てているケースが非常に多い。

タダ券で二階席三階席が割り当てられた場合は、気軽に観戦して問題ない。

基本的にピッチに近い座席は人気が高く、あまり人気のない座席(=ピッチから遠い座席)は空席が目立ちがち。クラブの存在やファンサポーターを増やすため、まずは気軽に観戦できる座席(ピッチから遠めな座席)に招待枠を設けていたりする。

こうした座席なら本当にラフに観戦できる(そもそもサッカー観戦なんてラフに観戦してなんぼよ)。

余談その2 緩衝帯横の座席はホーム・アウェー混合になりがち

画像:スタジアムの緩衝帯付近
サンガスタジアムの座席表
この項ではS9・S10・S11辺りを指す

アウェー席の横のゾーンはクラブによってまちまちだが、どのチームを応援する方でも座っていいよといった形式になっているところが多い。

ホーム側クラブがこの辺の座席に招待券を割り当てていたりするが、アウェーサポの動員数によってはこの辺までスタジアムジャックされることがある
(※流石にアウェーの動員数が多い試合でこういった緩衝帯横の座席に招待券を割り当てることはしないと思うが…)

ホームゴール裏から遠く、アウェーゴール裏に近く、メインやバックと比べたら若干見づらい場所のため、チケット価格は控えめに設定されている。すぐ横がアウェーゴール裏なので若干騒がしいかもしれないが、サッカーやスタジアムの雰囲気に慣れるという意味ではこの座席もアリかもしれない。


チケットの買い方

【公式】直近のチケット情報:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
Jリーグ公式サイト:Jリーグ試合速報、ニュースリリース、日程結果、順位など、JリーグとJクラブの情報をご覧いただけます。

ネットの場合は基本ここから買うことになる。支払いはクレカや一部キャッシュレスアプリ決済。もしくはコンビニ支払い(手数料必要)。
コンビニのマルチコピー機から発券手続きしてレジで支払いなんてこともできるだろうが、天皇杯予選とかでない限りマルチコピー機発券なんて利用しない方が良い。

招待券の場合、現地スタジアムのインフォメーションで引き換えて(座席指定して引き換えて)入場したり、全席自由席の場合は手元にある招待券でそのまま入場することになる。紙媒体チケットは当然ではあるが入場するまでは絶対に紛失しないように


QRチケット

画像:QRチケットを発行した図

QR発券の場合、Jリーグの”マイチケット”から購入したチケットを確認できる。
当該チケットをタップすると”QR発券” “譲渡/分配”などと表示されると思うが、QR発券をタップしてQRコードを発行する。すると上記画像のような状態になる。

一度発行したQRコードはブラウザを閉じたりしてもコードが変化したりしないので、ここで一度スクリーンショットの撮影を推奨する

こうしておけば入場時にわざわざJリーグアプリやブラウザを開く必要がなく、スクリーンショットを提示するだけで済む。通信制限などを喰らって外でスマホを使いづらい状況でも安心である。


スタジアムへ行く前に

天気予報を要確認

座席やスタジアムの屋根次第ではあるが、雨に降られると地獄のような観戦環境になるかもしれない。
またどのスタジアムでも傘をさしての観戦は禁止されている(ところがほとんど)。
(収容状況によっては傘をさすと周囲の人に当たったり後部座席の人の観戦の妨げになるため)

雨模様で確実に雨に当たりそうな席の場合は、雨合羽バッグやリュックを保護するための大きめなプラ袋(でか目のゴミ袋でも可)を持っていくように。


スタジアムの場所を調べる

スタジアムによっては最寄り駅から徒歩1時間とかもあり得る。

最寄り駅から徒歩30分40分なんてザラなので、事前にスタジアムの場所、臨時シャトルバスやその他公共交通機関の有無・時刻表を調べておきたい。


持ち物

必須
財布
スマホ(ほぼ必須?)

準必須?
トートバッグやリュック等(モバイルバッテリーや食事・飲料・グッズ等を持参する場合)
600ml以下のペットボトル飲料(スタジアムによっては500ml以下 or 上限なし)

☀夏季やデーゲーム(日中の試合)限定
虫除けスプレー(スタジアム環境によっては夏は必要になる可能性がある)
日焼け止め(座席によってはあった方が嬉しい)
帽子やサングラス(座席によってはあった方が嬉しい)
うちわや扇子もしくはそれに準ずる何か(なんだかんだ使う)

☃冬季限定
ブランケットなど(気温によってかなり冷え込む場合がある)

とりあえず財布とスマホは持ってっとけ。

招待券1枚握りしめて行軍する勇者を止めはしないが、確実に後悔する。

基本的には財布とスマホ、そしてトートバッグやリュックに、軽食や飲み物、応援グッズ(タオルマフラー等)を入れてスタジアムへ向かうことを推奨する。

あと先程傘はスタジアム内では使用出来ないと言ったが、スタジアム外であれば当然問題ない。お天気が心配なら折りたたみ傘を持参すること。

ペットボトル飲料は600mlまで

鶴瓶の麦茶(670ml)、陥落。

冗談はさておき、ペットボトル飲料は大体どこのスタジアムでも600ml程度までのペットボトルでしか持ち込みが許可されていない。1Lや2Lは持ち込みが禁止されていることが多いのだが、最近は上限無し(2Lのペットボトルでも持ち込み可)なスタジアムも増えてきた。

ちなみに水筒とかウォータージャグの持ち込みはなぜか禁止されていないことが多い。

スタジアムへ行く際は事前に持ち込み可能なペットボトルの容量を調べておくように。

ビン・缶類は持ち込み禁止

どのスタジアムでも、ビン・缶類の持ち込みは禁止されている。

多くのスタジアムで入場前に手荷物検査を実施しているため、ビンや缶の飲料がある場合は事前に消費しておく、もしくは検査場で紙コップを渡されると思うので、そちらに移し替えてから入場することになる。

トチ狂った輩が怒りに身を任せてビンとか投げ込んだら普通に危険なので、こうした対策が採られている。

ビールを飲みたい人はスタジアム内(またはスタジアム周辺の屋台)で売られているビールを買うか、入場時に紙コップへ移してから飲むことになるので、クーラーボックスで冷え冷えの缶ビールを…といったことは残念ながらできない。

手荷物検査はクソザル

画像:入場時に行われる手荷物検査

これ本当にやってる意味あるのか?と思うくらい簡易な手荷物検査。

トートバッグなら軽く開いて中を見せる程度、リュックでも一番大きい部分を開いてちょっと中を見せる程度。リュックに点在する細かいポケットまで確認されることなんてない。中にぎっしり物が詰まっていたとしても、ビンや缶、危険物はないですか~の問いかけに対して無いですと答えれば即スルー。

空港の保安検査場を意識して行くとめちゃくちゃ拍子抜けする内容の手荷物検査。まああくまでも性善説前提で運営されているんだろうね。逆を言えば、隠し持って入って面倒なことを大々的に起こせばJリーグ全体の締め付けが厳しくなる。

手荷物は基本的に最小限におさめておいた方がいい。

GW前後~夏前は持っておいた方が良いかもしれない物

以前書いた上記の内容を前提に進めていくのだが、スタジアムは芝生の養生も必要となるため大体右斜上(北北東くらい)の方角に傾けて建造されている。

昼過ぎから夕暮れ時は西日が差し込むのだが、まずメインスタンドであれば基本的に日差しを気にする必要はない。

問題はバックスタンド及びゴール裏。

特にメインから見て左手のゴール裏や、バックスタンドの左半分(試合時間帯によりけり)は直射日光ガン刺さりになることが多い

画像:日差しがスタジアムに降り注ぐ図
直射日光がバックスタンド及びゴール裏に差し込んでいるシーン

これはどのスタジアムでも同じ(完全密閉型スタジアムを除く)なので仕方がないのだが、デーゲーム(13時~18時頃の間に開催される試合)は、日光によって視界が若干悪くなる。

デーゲームでは手やうちわで日光を遮ったりしている人をしばしば見かける。必要であれば帽子やサングラスを持参した方が良い。日焼けが気になる方は日焼け対策として日焼け止めクリームや相応の格好をしておくこと。

またシンプルに、熱中症対策として帽子を被っておくのはアリ。

ゴールデンウィーク前後や夏~秋の間に行われるデーゲームの場合、これ本当に春(秋)なのか?と思わせるくらい気温が高いことがある

ゴール裏の民はもう慣れっこかもしれないが、観戦初心者の方は多少なり対策を施しておいた方が良い。


虫対策

虫問題は総合公園に併設されているタイプのスタジアムで時々起こる。

スタジアムのすぐ後に木々や草花が存在すると、夏場は必然的に虫が発生する。またそうでなくとも、ナイターゲームの場合は照明に虫が引き寄せられ、スタジアム内に侵入してくることが多々ある。

ある程度整備されているスタジアムであれば気にする必要もないかもしれないが、夏場の観戦でなおかつ周辺に木々が生い茂っているスタジアムの場合、多少気にかけておくべし。


寒さ対策

スタジアムも冷えて試合もひえっひえだったら最悪。

これは主にシーズン開幕当初から4月頃、シーズン終盤辺りで発生する事象。思いの外冷える

ゴール裏熱血集団はお構いなしで冬場でも上裸上等なこともあるが、一般人には冷え込んで辛いこともある。あくまでも目安程度だが、20度を下回り、なおかつ日光を浴びない場所での観戦の場合は、多少着込むかブランケットなどを持参することを推奨。
(スタジアムによってはブランケットの貸出も実施されていたりする)



いつ頃にスタジアムに着けばいいの?

楽しみ方による。以上。

なんて突き放したりはしない。ただ楽しみ方によっていつ頃スタジアムに入れば良いのか異なるのは確か。

以下の内容はあくまでも目安なので、全てが下記の通り進むとは限らないので注意。

・試合開始3~4時間前
スタジアムによってはこれくらいの時間帯から周辺の屋台が営業し始める。

・試合開始2時間前
スタジアム周辺の屋台が本格的に営業し始める。選手バスの到着も大体これくらいの時間から。
スタジアム入場も大体これくらいの時間から

・試合開始1時間前
スタジアム周辺の賑わいが最盛期に突入。公共交通機関や周辺の屋台も混雑

・試合開始40分~50分前
選手がピッチ内でウォーミングアップを開始。

・試合開始10分程度前
催し物が開催される事がある。

試合開始3~4時間前

スタジアム周辺は比較的閑散としているが、屋台はこれくらいの時間帯から営業していることも多い。

画像:スタジアム周辺に存在するスタジアムグルメ屋台
https://www.jleague.jp/column/article/331/

スタジアム全体が自由席の場合、これよりももっと前(朝や場合によっては前日夜)から入場の場所取りをしているコアサポがいる。

別に急ぎではないけど周辺でゆっくりグルメでも嗜んで時間を潰したいのであれば、これくらいの時間帯から来ても問題ない。むしろ公共交通機関が混雑していないので推奨まである。


試合開始2時間前

徐々にスタジアム周辺や公共交通機関が混雑し始める。周辺屋台は軒並み営業中。

選手バスの到着も大体これくらいの時間帯から始まるので、バス待ちというコアな応援をしたいのであればこの時間帯までには到着すること。

またスタジアム入場はどこも2時間前や1時間半前からと設定されていることが多い
(※混雑具合によって前倒しされるケースもある)
自由席で最高にいい座席を欲しいワケではないけど、まあ程よくいい座席が欲しいのであればこの時間帯までには到着して入場待ちしておいた方が良い。


試合開始1時間前

画像:スタジアムグルメの屋台
https://www.fc-gifu.com/recruit/39728.html

スタジアム周辺も、公共交通機関の混雑具合も最高潮に達する。
試合まで1時間、時間に余裕はあるし飯食って時間潰して試合見るか!といったカジュアル勢はこれくらいの時間帯が一番楽しい説。あると思います。

スタ周辺を散策して楽しむも良し、スタ内歩いて楽しむもよし、飯食って楽しむも良し。なんでも良し。楽しみ方は人それぞれ。


試合開始40分~50分前

画像:スタジアム内の練習風景
https://www.youtube.com/watch?v=M21QFeM5OpYの動画よりキャプチャー

これくらいの時間帯から、各クラブの選手がウォーミングアップを始める。
基本的にアウェー側が先に入場、5分~10分遅れてホーム側の選手がウォーミングアップを始める。
(GKが先行入場して練習し始めるとか細かいのはあるが、それも含めて大体50分前くらいから)

一番ここが”試合前”って感じ。各クラブの応援もこの辺から本格始動。ゴール裏からの声が熱を帯び始める。

なおスタジアム内外のグルメについては依然として盛況。


試合開始10分程度前

画像:試合前の余興
https://tokyo-musashino-united-fc.com/news/2408

演舞や演奏などの催し物は試合開始直前くらいに行われることが多い。
正直試合にはあんまり興味ないけど、我が子、親戚、知り合いが登場するから見に来た!みたいな人は20分程度前に入場しておけば多分催し物を見逃さずに済む。

屋台などは徐々に落ち着き始める頃合い。と言いたいところだがスタジアム内に併設されている売店の場合、依然として大渋滞起こしていることが多い。スタジアムの外の屋台であれば多少なり混雑具合もマシになってる。


余談1 再入場

基本的にどのスタジアムでも、再入場が可能。

スタジアムに入ったら外の屋台や催し物が楽しめない…なんてことはない。
一度スタジアムを離れる際は退場口で再入場券をもらうもしくは再入場時に確認するようのスタンプを腕に押してもらい、再入場時に券を渡すもしくはスタンプを確認してもらうのが一般的。スタンプ式の場合ぱっと見だと分からないが、専用のライトを当てると輝く仕組み。

スタンプの部分洗ったら消えて再入場できねえんじゃねえの…?と思うかもしれないが、意外と簡単には落ちない。多少の手洗いでは落ちず数日程度で自然に消えていく。汗ダラダラでなおかつ日焼け止めヌリッヌリの場合は保証できない。
そういった際に備え、チケットの半券やQRコードは一応いつでも常備しておくことを推奨。


余談 ハーフタイム

一部の民にとっては阿鼻叫喚の始まり

試合は前後半合計90分で行われるが、前半45分が終了するとハーフタイムで休憩の時間が設けられる。
ハーフタイム中は屋台やスタジアム内売店、そしてトイレ大盛況となる。

画像:トイレ

腹の具合が悪くて8割くらいやばいけど、まあどうせハーフタイムあるし、その時に行けばいいか!なんて思っているそこの君、痛い目見るぞ(私は実際に痛い目見た)。


試合を見たいけどお腹の調子が…という方は、試合中でも基本的に迷わずお手洗いに行くことを推奨。いい場面を見逃したとしても後からVTRとかで観ればいい。我慢に我慢を重ねてハーフタイムにトイレへ行くと、世紀の大排便我慢大会に参加するハメになる。


試合終了後

画像:混雑する図

鬼のように混雑する。

大混雑する。試合開始前は様々な時間帯に分かれて入場するが、退場時はほぼ全員の観客が一斉に帰路につこうとする。出口は行列。道中行列。駅やバス停も大混雑。阿鼻叫喚なり


賢い退場方法1 終了前に退場(or退場の準備)

画像:ダッシュ

試合終了のホイッスルが鳴る直前、アディショナルタイム中に退場する手段
同じことを考えている人は少なからずいるが、多くの観客は試合を最後まで見届けるためまだ着席している。そのすきを見計らって退場する。もしくは出入り口付近で立ちながら観戦。

試合終了後も選手がスタジアム内を周回して挨拶するのが恒例なので、そのシーンは見届けられない代わりに、比較的スムーズな退場が可能。ただしアディショナルタイム中に退場した場合、アディショナルタイムの劇的弾を見逃す可能性は十分にある。気をつけるように。

賢い退場方法2 試合終了後20分程度ゆっくりする

画像:くつろぐ

時間に余裕があるのなら、いっそ試合後もゆっくりするのがオススメ
試合後は選手がスタジアムを周回するため、シャッターチャンスでもある。有名な選手が目の前まで来て挨拶するので、サッカーに興味ある人からすればかなり興奮する。

20分程度もすればスタジアム内も周辺も多少なり混雑が緩和されているため、スムーズに帰れる。と、思いきや、駅やバス停は依然として混雑している(乗車しきれず積み残しが発生している)ことがあるため、完全にスムーズな帰宅とはいかないこともある。

賢い退場方法3 タクシー使う

画像:タクシー

金にモノ言わせたれ!!!

配車アプリなどを用いてタクシーで帰路につけば、公共交通機関待ちの大混雑に巻き込まれることもない。ただし試合終了後のスタジアム周辺は大体渋滞しているので、結局簡単には帰れない。

タクってちょっと遠くにある主要駅(もしくは最寄り駅)まで移動するってのが賢い方法かな。家までタクってもいいが料金メーターは見るな。泣きたくなるだろうから。あと同じような考えの人は多いから、配車アプリ使っても簡単には拾えないこともしばしば。

余談

画像:臨時バス・臨時電車

試合によっては臨時列車・臨時バスが設定されていることがある。主にJ1やJ2のクラブのみだが、通常の輸送量ではどう考えても間に合わないため、臨時という形で増発してくれている。

なので試合終了から1時間経っても駅にすらたどり着けない…なんてことは、他のイベント(コンサート等)と日程がかぶらない限りそうそう発生しない。

他のイベントと重なったらどうするのかって?なんとかなるやろ、しらんけど
(時間に余裕のない場合はやはり試合終了前に退場することを推奨)


総括

画像:サッカーを楽しむイラスト

好きに楽しみゃええん

元も子もないこと言っちゃったが、それっぽく楽しめればそれが正解。

サッカー観戦初心者の方に”強いて”オススメするとすれば、適当な持ち物持って、1時間~2時間くらい前にスタジアム着いて、散歩したり飯食ったりイベント楽しんで、時間に余裕持って帰る。座席はメインかバックか2階・3階席。これで大体楽しめる。
慣れてきたらピッチに近い座席だったり、コアサポになってきたらゴール裏座席も視野に。あとは好きなように楽しむべし。

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